トーノZEROのアニメ感想です。
今日のポケモンDPの感想。
サブタイトル §
ポケットモンスター ダイヤモンド・パール1時間スペシャル
として以下の2話を放送。
「ミカルゲの要石!」
「ビーダルは知っていた!」
あらすじ「ミカルゲの要石!」 §
サトシ達は、ミカルゲを封印した碑を壊してしまいます。
そのミカルゲは、かつてピカチュウを連れた波導使いによって封印されたといいます。
ミカルゲは罪もない人々を襲います。
サトシとピカチュウは必死に戦い、再びミカルゲを封印します。
それを見ていた土地の老婆は、再び現れた新たな波導使いがミカルゲを封印したと喜びます。
感想「ミカルゲの要石!」 §
映画「ミュウと波導の勇者 ルカリオ」で、サトシは波導の力を持っている人物として描かれています。しかし、波導についての物語は、TVシリーズ本編では出てきません。そのことが少し気になっていたので、ここで波導の話が出てくるのはちょっと嬉しいかもしれません。
その点を踏まえると、実はこのエピソードは見た目と全く正反対に解釈できることになります。つまり、普通に見る限り、サトシを「ピカチュウを連れた波導使い」に見立てる行為は老婆の勝手な想像に過ぎないと解釈できるにも関わらず、実は逆だということです。まさにサトシは「ピカチュウを連れた波導使い」そのものであり、伝説は再現されたことになります。
そして、かつてミカルゲを封印した波導使いがサトシと似ているとすれば、サトシは彼の子孫であるという可能性も出てきますね。
通常のエピソードとは別の流れを持つ興味深いエピソードです。
ちなみに、落とし穴にロケット団を落とし、名乗りまで上げるサトシ、ヒカリ、タケシも、面白いですね。
あらすじ「ビーダルは知っていた!」 §
サトシ達は建設が止まった石橋に遭遇します。
そこでは、石を切り出すポケモン、ビーダルを使うイシスという美女が、設計士に工事を進めろと怒られていました。
石切名人がぎっくり腰で去って以来、ビーダルは作業をボイコットしていました。
設計士は強引に工事を進めようとしますが、ビーダルは身体を張ってそれを阻止します。
実は、設計士の設計は欠陥品であり、それに気付いた石切名人はぎっくり腰を口実にそれを調べていたのでした。
設計士は糾弾され、石切名人の補強設計を用いて橋は完成します。
感想「ビーダルは知っていた!」 §
あっと驚くどんでん返し。
語れないポケモンだからこそ、あっと驚けるわけですね。
イシスさんも設計士さんも石切名人さんもいいキャラです。
みんな自分の立場で一生懸命生きているわけですね。
まあ、設計士さんは一生懸命の向きがちょっとずれていますが。
しかし、そこがまた人の弱さもきちんと描く良いところです。
設計士さんのような心を少し持ちつつ、石切職人さんのようになりたいと思いながら人は生きているものでしょう、たぶん。
今回の一言 §
サトシとヒカリのポケモン交換に対応して、OP/EDの映像の手持ちポケモンが入れ替わっていますね。芸が細かいです。